大胡(おおこ)

大胡(おおこ)という(ひと)が、平家(へいけ)六郎(ろくろう)という(ひと)(うみ)()()んだところ。

源氏の武将伊勢三郎義盛の家来に大胡小橋太という人物がいて、駿河国田子浦の出身で、富士川でいつも泳いでいたので水泳が大変得意だった。
戦いの最中、平家の者で戦わず船を乗り回し、義経を追っかけまわしている六郎という者がいた。小橋太がそれを見つけ、ひそかに海中に入り、六郎が船の上でいるところを足をつかんで海の中に引きずり込んだ。六郎は泳げなかったので、あっけなく小橋太に殺されてしまった。これを聞いた義経は喜んで、太刀を贈ったと伝えられている。

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