静御前(しずかごぜん)が、義経(よしつね)からもらった鼓(つづみ)をなげすてたところ。
長尾寺から西へ5〜6分歩いたところにあり、現在は石碑が立っているだけだが、 昭和のはじめ頃までは、清水の湧き出る泉が淵となって「鼓ヶ淵」と呼ばれていた。 文治4年3月、長尾寺の宥意和尚によって仏門に入った静御前は、義経から形見にと贈られた中国伝来の鼓を、 俗世を断ち切る証として、この淵に投げ捨てたと伝えられている。 その鼓とは、紫檀の胴、金銀の象嵌に三毛狐の皮をはった、音色のすぐれた名器で、唐より持ち帰り天皇に献上されたもので、 後に、後白河法皇より平清盛に下賜されたもの。屋島合戦のとき、波間に漂っていた鼓を伊勢の三郎が見つけて、義経に差し出したとものと伝えられている。
■住所/さぬき市昭和3525-1地先 ■ことでん長尾駅より/徒歩5分 ■駐車場/無し ■トイレ/無し ■アクセス方法/長尾寺の前の道を西へ500mほど進み、角を曲がった右手にある。